来たる10月24日（日）パワーセンター白鷹で川村シンリツ エオリパック アイヌさんを招いて講演会を行います。その講演会の事前学習会として今回の上映会を企画しました。
■ＳＴＯＲＹ■
　「カネト」は「金を採る人」という意味。1893年に上川アイヌのリーダーの家に生まれる。小学校に入り、アイヌというだけでいじめられ、泣いて帰った所を祖父モノクテに叱られる。蒸気機関車を見て鉄道に憧れ、小学校を出ると測量人夫の仕事に就く。全北海道の鉄道建設の半分以上を測量人夫として働きながら、測量技手を志し、夜な夜な勉強しみごと合格する。そして、三信鉄道から、愛知県東部〜長野県を走る飯田線の「三河川合−天竜峡」間の測量依頼が来る。命がけの難所を測量だけでなく、線路工事を現場監督として行い、三年後の1932年10月みごと開通する。どこへいってもアイヌ差別がつきまとう、それでも信念を貫き完成させる。

■プロフィール■
本田　武久（テノール）　Takehisa Honda
　秋田県角館町出身。山形大学特設音楽科・東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。
　松澤俊子、大野徹也、三林輝夫の各氏に師事。
　東京・横浜・海老名・秋田・山形など全国各地でソロ・リサイタルを開催。
　2010年6月デビューCD「そして　今日も　うたをうたう」
　（コロムビアミュージックエンタテイメント）より発売。